2011/10/27
買ってみて分かった、iPhoneの強みと弱み
リンゴの製品は良くも悪くも、待っててもそんなに値下がりしない。
だったら、発売してすぐに買っても損はないはずだ。
そんなわけで、先日、衝動的にiPhoneに乗り換えてみた。
べつに何も期待はせず、物は試し、で買った感じである。
#d社が嫌いになった、という裏の理由もあるが。
Androidと比べるわけではないが、「んん??」と思ったところ、「おお!」と思ったところ それぞれ挙げてみる。
さくさく
今さら感はあるものの、やはり感動モノ。
他社機に比べると、「待ち」を感じる時間が圧倒的に短い。
ちなみに、誤解のないように言っておきたい。電機屋にいくとホーム画面だけ左右にスワイプして「さくさく〜」とか言ってる人が多くいるが、あれはマジで無意味。ホーム画面がだけならサクサク動かせる機種は今や当たり前。
iPhoneのサクサク感はそこではない。
タスク切り替え時の遅延がない、CPU負荷が高くてもスワイプの機敏さが失われない、などなど明らかに他社機より優っている。
日本語変換がお馬鹿さん
日本人として、使っていて非常に残念になるところである。
人名とか、軽い方言が入ると、文節区切りが変なところに入る。
かといって、AndroidのようにATOKキーボードを入れることもできない。
アプリ間の連携機能がくっっそへぼい
Android機種を3機種触っていた影響もあるのだが、一番残念に感じるのはここだ。
たとえば、写メしようと思った時。
写真の共有メニューからメール送信ができることは誰でも気づくと思うが、その逆が用意には気付けない。すなわち、新規メール作成していて、「あれ、画像ってどうやって添付するんだっけ?」ということだ。
正解は、タスク切り替えで写真アプリを開き、「こぴぺ」しないといけない。誰が気づくだろうか、そんな手順。
これだけではない。
iOS5からはtwitterが標準サポートされているのだが、これもまた一難ある。
世の中でtwitterの公式アプリを使っている人はそう多くはないはずだ。
写真アプリなどで共有のメニューに「ツイート」とあるのだが、これは固定的にtwitter公式アプリを呼び出すだけの機能しかない。
つまり、echofonやtwitbirdなど、サードパーティのアプリのユーザが写真付きのツイートをしたければ、twitterクライアントを先に開いて、なんらかのメニューから写真を追加する、という手順となる。写真アプリで「この写真、twitterに上げよう」と思ってもすぐにはできない。
intentに代わる仕組みは開発者の立場だけでなく、ユーザの立場としても必須機能。
それがないのはiOSだけである。AndroidもSymbianもWindowsPhone7も類似した機能はある。
2011/08/02
Lionが肌に合わずSnowLeopardに戻した人の独り言
先日、MacのOS X Lionがリリースされた。
あの日は早めに会社を出て、渋谷の林檎屋に行ってみたりもしたくらい、Lionを楽しみにしていた。
ただ、いざ使ってみると悪いところ尽くし(しかも2600円!)だったので、SnowLeopardに戻しました。という愚行の記録です。
世の中にはリンゴ教徒なレビュアが多すぎます。彼らは無条件にリンゴの決断を受け入れ、崇拝し、布教活動をしていますが、私としてはあまり感心できません。
ちゃんとユースケースを見極めた上でレビューしてください。

マルチタッチジェスチャー
タッチパッドのパターンが多彩です。いや、多彩すぎます。
何本指でどっち向きに動かすと何が起こるか、というのをいちいち考えなければ使えないレベルです。
また、一方で3本指の戻る/進むジェスチャが消滅しました。
必要なモノがなくなって、いらないものが増えました。

フルスクリーンアプリケーション
画面いっぱいにアプリケーションの領域が広がります。邪魔です。
アプリをフルスクリーンにするたびに、ワークスペースがひとつ増えます。
ゆえに、後述するMission Controlのサムネイルが小さくなり、一覧性がさらに悪くなります。
---

Mission Control
ExposéとSpacesが融合しました。出来上がったのは、両機能の良さを打ち消しあったシロモノでした。
アプリのサムネイルはより小さくなり、一覧性は悪くなりました。
ワークスペース間のアプリの移動も、できなくなりました。
ワークスペースはひたすら横に増殖するだけになりました。
ワークスペースはひたすら横に増殖するだけになりました。
Exposé・Spacesに比べて、動作が重くなりました。MC505J/Aではカクカクします。スピード感がありません。
Lionの新機能で最も著しい退化です。

Launchpad
アプリケーションを一覧して実行できます。
似たようなアイコンがいっぱい並んでいて、探すのが大変です。
PCの場合、日常的に使うアプリは限られています。Dockで十分ではないでしょうか。
(アプリのアンインストールはしやすくなったかも)
---

再開
シャットダウン直前の状態を、再起動後に復元することができます。
それゆえ、シャットダウン・起動時間が長くなりました。
デスクトップPCにはうれしいかもしれませんが、MacBookAirでは不要です。
---
といった感じで、表向きの機能はたいてい、不要な進化 or 退化です。
唯一「よくなった!」と賞賛できるのは

Spotlight
検索対象が広がりました。非常に賢くなりました!
動作も軽快になりました。検索結果のドラッグアンドドロップもできるようになりました。
---
あ、あと、下の方に小さくしか紹介されていませんが
サイズ変更をどこからでも
ウインドウのサイズを、上下左右、どこからでも変更できるようになりました。
これ、地味に結構重要です。とくにWindows使い慣れてた人にとっては。
SnowLeopardまでは、サイズ変更のたびに右下までカーソルをもっていかないといけなかったので。
といった感じでしょうか。
興味本位でためしてみるのはありですが、(少なくとも、これまでSnowLeopardのSpacesをそれなりに使い込んでた人が)ずっと使い続けるにはかなりの不満が残ります。
そんなわけで、私はLionをやめてSnowLeopardに戻しました。
やはりSpacesとExposéは偉大です。
また、失ってみて初めて分かる、3本指の戻る・進むの大切さ。
WindowsVistaが派手になった時とか、MS Officeのリボンインターフェースが出た時とか、もっと非難轟々だったような気がするのに、それと同レベルなことをやっているLionはそれほど叩かれていませんね。
多くの人にとっては意外と使いやすい進化なのでしょうか。
2011/06/21
MacBook AirでPythonの開発環境(NumPy, SciPy, Matplotlib, PIL, PyQt, OpenCV)をサクっ!と整える
先日から、MacBook Airでの開発環境(Python)を整えるのに、非常〜〜〜に時間がかかっていた。
なんか64ビット対応しているしていない、PPCの対応がある、ない、やらで、非常にややこしい。
そして、数多くの人がハマった記録を残しているが、100人が100人とも違うことを言っていてわけがわからない。
とりあえず、今回はクリーンインストール状態のMacBook Airから
・NumPy, SciPy, Matplotlib
・PIL
・PyQt
・OpenCV
をまともに使えるようにした。
過去にActivePythonで
・NumPy, SciPy, Matplotlib
・PIL
・PyQt
を使う記事をここのブログで載せていたが、その後OpenCVのインストールで詰まってしまった。
ので、今回はそれを全く忘れてMac付属のPythonでインストールするようにした。
※2011/6/21時点での情報です。これから先この方法でうまくいくかは保証できません←こんなんばっかりだから(ry
1. XCode4をインストール
・MacAppStoreから購入する。開発環境を買うとか、悔しい気もするが、我慢。
2. Homebrewをインストール
・依存関係を解決しつつソースインストールしてくれる。MacPortsみたいなもんだけども、より手軽な感じ。
3. ScipySuperPackをインストール
・これひとつでNumPy,SciPy,Matplotlibがインストールされる。
★ソースインストール(easy_installやpip installを含む)だと、ほぼ100%、Fortanのエラーに悩まされる。なので、必ずこのScipySuperPackを用いること!
ちなみに、Matplotlibの日本語設定は、
↓のフォントを入れ替えて、
/Library/Python/2.6/site-packages/matplotlib-1.1.0-py2.6-macosx-10.6-universal.egg/matplotlib/mpl-data/fonts/ttf/
↓のmatplotlibにごにょごにょする。
/Library/Python/2.6/site-packages/matplotlib-1.1.0-py2.6-macosx-10.6-universal.egg/matplotlib/mpl-data/
詳細は、過去ログを。
4. PILをインストール
・sudo easy_install pip
・sudo ARCHFLAGS="-arch i386 -arch x86_64" pip install PIL
★archを指定してやらないと、PPC用の無駄なビルドプロセスが走り、当然エラーになる。
なんか64ビット対応しているしていない、PPCの対応がある、ない、やらで、非常にややこしい。
そして、数多くの人がハマった記録を残しているが、100人が100人とも違うことを言っていてわけがわからない。
とりあえず、今回はクリーンインストール状態のMacBook Airから
・NumPy, SciPy, Matplotlib
・PIL
・PyQt
・OpenCV
をまともに使えるようにした。
過去にActivePythonで
・NumPy, SciPy, Matplotlib
・PIL
・PyQt
を使う記事をここのブログで載せていたが、その後OpenCVのインストールで詰まってしまった。
ので、今回はそれを全く忘れてMac付属のPythonでインストールするようにした。
※2011/6/21時点での情報です。これから先この方法でうまくいくかは保証できません←こんなんばっかりだから(ry
1. XCode4をインストール
・MacAppStoreから購入する。開発環境を買うとか、悔しい気もするが、我慢。
2. Homebrewをインストール
・依存関係を解決しつつソースインストールしてくれる。MacPortsみたいなもんだけども、より手軽な感じ。
3. ScipySuperPackをインストール
・これひとつでNumPy,SciPy,Matplotlibがインストールされる。
★ソースインストール(easy_installやpip installを含む)だと、ほぼ100%、Fortanのエラーに悩まされる。なので、必ずこのScipySuperPackを用いること!
ちなみに、Matplotlibの日本語設定は、
↓のフォントを入れ替えて、
/Library/Python/2.6/site-packages/matplotlib-1.1.0-py2.6-macosx-10.6-universal.egg/matplotlib/mpl-data/fonts/ttf/
↓のmatplotlibにごにょごにょする。
/Library/Python/2.6/site-packages/matplotlib-1.1.0-py2.6-macosx-10.6-universal.egg/matplotlib/mpl-data/
詳細は、過去ログを。
4. PILをインストール
・sudo easy_install pip
・sudo ARCHFLAGS="-arch i386 -arch x86_64" pip install PIL
★archを指定してやらないと、PPC用の無駄なビルドプロセスが走り、当然エラーになる。
5. PyQtをインストール
・brew install pyqt
・ビルドに、ものっすっごく時間がかかる。寝る前に仕掛けておけば翌朝にはできあがっている。
・PYTHONPATHに /usr/local/Cellar/pyqt/4.8.4/lib/python:/usr/local/Cellar/sip/4.12.2/lib/python を追加
6. OpenCVをインストール
・PythonバインディングとQtを有効活用するために、必ずPyQtよりも後にインストールする。
・brew install opencv
・PYTHONPATHに /usr/local/Cellar/opencv/2.2/lib/python2.6/site-packages を追加
これだけ。なんとも簡単ですね!
手動のソースビルドをやる前にまずはお試しあれ!!
2011/06/11
2011/05/31
MacBook AirにPyQt4をインストール

ぱぱぱっとGUIプログラムを書くには、PyQtが非常に便利である。
Python組み込みのTk使えばいいじゃないかという意見もあるが、個人的にはなんとなくあのUIが好きではない。
そのへんのページを見ると、
Qtインストール(dmgダウンロードしてパッケージインストール)
↓
SIPインストール(ソース。python configure.py → make → sudo make install)
↓
PyQt4インストール(ソース。python configure.py -q /Users/hoge/QtSDK/Desktop/Qt/473/gcc/bin/qmake -g → make → sudo make install)
しかし。
File "a.py", line 15, in
import PyQt4.QtGui
ImportError: dlopen(/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.6/lib/python2.6/site-packages/PyQt4/QtGui.so, 2): no suitable image found. Did find:
/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.6/lib/python2.6/site-packages/PyQt4/QtGui.so: mach-o, but wrong architecture
サンプルを実行するとこんなのが出てきて、激萎え。
おれがActivePython使ってるから?
でも、とりあえずActivePythonでも実行してくれないと困る。
追加設定。
まず、Qtそのものが64bitを想定しているようだ。
これを32bit向けに自前でコンパイルしないといけない。
http://doc.qt.nokia.com/4.7/install-mac.html
ここに、わりとわかりやすい手順は載っているのだが、Qtのソースをとってきて、
./configure -arch x86
make ←MacBookAirだと7時間くらいかかるので、寝る前に放置するのが懸命
sudo make -j1 install
ここからはPython側のモジュールインストール。
export PYTHONPATH=/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.6/lib/python2.6/site-packages
これを32bit向けに自前でコンパイルしないといけない。
http://doc.qt.nokia.com/4.7/install-mac.html
ここに、わりとわかりやすい手順は載っているのだが、Qtのソースをとってきて、
./configure -arch x86
make ←MacBookAirだと7時間くらいかかるので、寝る前に放置するのが懸命
sudo make -j1 install
ここからはPython側のモジュールインストール。
export PYTHONPATH=/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.6/lib/python2.6/site-packages
SIPのインストール。すでにwrong archtechtureと言われた場合は、インストール済みなので、make cleanしてあげないとダメ。
python configure.py --arch=i386
make clean
make
sudo make install
make clean
make
sudo make install
PyQtのインストール。
python configure.py --use-arch=i386
make clean
make ←2時間くらいかかる。これも放置するのが懸命。
sudo make install
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